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精神世界の歩き方

 

 

  「常識の範囲内で行動しましょう」とか、「あなたに合うものをよく吟味して下さいね」とか、巷の精神世界ガイドには、必ずといっていいほど、書かれています。

  けれど、あなたは「常識の範囲内」って何をどのくらいすること(またはしないこと)をいうのか、わかりますか?

  「自分に合うもの」って、どう選ぶのでしょうか?

  あなたのこと、考えてみてください。あなたは、常識って何なのか、よくわかっていますか? わからないから、いま、精神世界をさまよっているのではないでしょうか?

  自分って何だかよくわからない。だから、自分探しをして、精神世界にはまっちゃっているのではないでしょうか?

  考えてみたら、問題は一目瞭然です。

  そう、あなたは、地に足をつけたいんです。
  けれど、どうすれば、地に足がついて楽になるのか、わからないから困っているんですね。
  今、その解決方法を求めて、いわゆる精神世界をさまよっているわけです。


  誰も、あなたに手を貸してくれません。
  それどころか、自己責任なんて言われちゃう。
  誰に、何をきけばいいのかもわかりません。
  本当に、霧の中。または、真っ暗闇のトンネルの中(本当にここがトンネルで、歩けば出口の見えるような類の闇だったら嬉しいのですが!)。

  ここは、そんなあなたに、歩き方のヒントを提供する場です。
  
  いわば、歩き方の歩き方。

  誰も教えてくれない、「常識の範囲内で」の、「自分に合う」精神世界グッズやツールの使い方を、教えちゃいます。

  精神世界の人が誰も言わない、精神世界をさまよっているだけじゃ決して知ることのできない、精神世界モノに対しての、良い意味での批判的で現実的なまなざしを、ここではみなさんとシェアしていきたいと思っています。

 

 

  精神世界の一部には、ある掟があって、一部の人たちはそれを頑なに守りつづけています。
  彼らは、見た目「とても善い人」です。
  達観していて、善いことしか言わないんです。
  他の人や物について、批判したり、非難したりしないってことです。

  だから、「精神世界」業界の内実がどうなっているのか、あなたは決して知りません。
  でもね、精神世界といっても、人間の世界ですから、やはり、政治的やら性的やらのつきあいのどろどろがけっこうあったりするんです。
  けれど、そういうことは人になかなか言わない。口にしたことが現実化すると思ってるから、善い人でありたいから、嫌なこととか悪いことは、なかなか口にしないです。

 

 

  私は、そういうのっておかしいと思うんです。

  例えば、留学したい人は、留学体験談を読んで、留学ってこんなにおもしろくて楽しいものなんだ、自分もぜひ行きたい、って願望が募るでしょう。でも、現実には、留学で痛い目にあった人もたくさんいるわけです。けれど、そんな話は表には出てこない。言う場がないんだから。あ、最近は、最悪コスメを特集したマガジンとかも出てますね。マスコミは、えてして、両極端しかとりあげないんですよね。

  でも、事実は、往々にして、「良い」と「悪い」、「成功」と「失敗」のあいだにあります。

  ここにいるみなさんには、精神世界のいいも悪いも知った上で、選択をしていただきたいと思います。
  悪口を言いたいんじゃないんです。
  みなさんには、なるべく痛い目にはあってほしくないし、知ってることで、この大海を溺れないで泳ぎやすくなるのなら、それに越したことないでしょう?

  人生って、痛い目を見ることも必要だけれど、冒険に出るには、必要な情報ってあると思うんです。ビザなしで行っちゃったら入国できない国もありますよね。まあ世の中には痛い目に遇いたい修行僧のような人もけっこういるんですけど(若者ってそういうところありますよね?)、ここに来てるみなさんは、もっとらくーになりたくて、これを読んでいるんじゃないのでしょうか?

 

 


  精神世界を歩くには、外からの視点が大切です。精神世界の人びとは、現実的に「精神世界」を語ることってあまりしないでしょう。精神世界ベースで物事を語るから。「すべての価値は自分が決める」世界だから。

  例えば、料金も、合宿代とかいって、100万、200万、平気でかかるんですよね。セミナーやワークショップ代も、たとえばカルチャーセンターの受講料にくらべても、平均的にかなり高い。もちろん、お金の価値は人それぞれだけれど、でもねえ。お金持ちしか参加できない、精神世界セミナーって何でしょう? 困ってる人を楽にするために宗教や精神世界があるんじゃなかったのでしょうか。 
  
  だから、あなたは、精神世界にはまって、そこをさまよってる限り、現実的な視点にはまるで出会いません。精神世界に興味のない人は、精神世界について言及もしないし、興味のある人は、中の立場(往々にして「善い人」的な立場)でしか発言しません。外からみた、現実的な視点の「精神世界」って、だから、マスコミに出にくいんですね。

 

 


  そんなわけで。

  誰も言わない、現実的な「精神世界」の歩き方ガイド やってみちゃいます。

はじまり、はじまり〜。
   
 

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2003・6 記

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